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材木屋トーモクスタッフのブログ。家づくりについて思うことから、日々気づいた些細なことなど綴っています。
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先日の新聞に三重県が県産木材を使用した木製耐震シェルターの開発を目指すという記事が載っていました。

既存の木造住宅の寝室などに据え置く箱型で自身で家屋が倒壊してもシェルター内にいれば助かるようにするものだそうです。

価格は30万円位の予定。住宅の耐震補強にはお金がかかる為普及が難しいのと県内産の木材出荷量が減っていることから少しでも需要が拡大すればと考えられたようです。

耐震補強をあきらめ、シェルターを購入する人は果たしてどれ位いるのでしょうか?



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問屋情報ですが、近年のペットブームの中「ペットを飼うから…」ではなく、「ペットの為」にリフォームをしたいというお客様が増えているそうです。

これに対応し、各メーカーでは、例えば床材ー今までの「ヒト視点」ではペットによるキズや音、ニオイを考慮していましたが、プラスアルファ「ペットのため」に足腰の負担を軽減、滑りにくい製品を作りました。

同じように腰壁、室内ドア、壁材、天井材、換気などあらゆるものにペットの健康やストレスをも考えた商品開発がなされています。

確かに私の周りにもやペットは家族の一員、あるいはそれ以上の存在という家庭もあります。中にはそこまでーと思う人もいたりして…。

ちなみに我が家の犬は昔ながらの番犬なので外で飼っています。食事も残り物とドッグフードで安上がりです。

私事で大変恐縮ですが・・・ネコが好きです。


大好きです。


この30年ネコと一緒に成長してきました。


ネコが居つく家はいい家だと思います。
なぜならネコは居心地の悪いところには居つかないから。


のらネコに餌だけあげてても駄目ですよ。
家に居つかなきゃ。


ネコアレルギーの方もみえると思います。
友達でネコアレルギーのヤツがいて、
うちに遊びに遊びに来たときには涙と鼻水で無残な
顔してました。


しかし


彼は今、一人住まいのアパートで、
ネコと情熱的な生活を楽しんでいます。

彼はアレルギーを乗り越えたのです。


・・・とにかくネコが居つく家はいい家です。



いまさらですが家づくりにはいろいろな工法があります。

その中のツーバイフォー住宅についてなんですが、
ツーバイフォーは工程として1Fから2Fと下から上に
作り上げていきます。

ですから、在来工法のように屋根が最初はありません。

私の近所に建売なのか売り建てなのかわかりませんが、
2棟ツーバイフォーが最近建ちました。
僕は基礎の段階からずーと見ていたんですが、
2Fの作業に入ろうかというタイミングで大雨が続いた
日々がありました。

組みあがった木材も合板もすべてずぶ濡れ・・。

雨が上がれば、関係なく進む工事。
カビだらけになりませんかねー?壁の中が。

大工さんは工期に追われ作業するしかないのでしょう。

でもあの家には住みたくありませんねー。
高いお金を払って。

皆さん、これから建てようと思っている工務店や大手ハウス
メーカーが工事をしているほかの現場にもぜひ目を向けて
みてください。
いろいろなことが見えてきますから。

それでは。
今日の新聞にー住まいは「木」からーというインテリアデザイナーのコラムが載っていました。

日本の住まいの要は「木」の扱いにあるというのも材木屋にとってはうれしい話です。

そして家造りの中で最もお金の掛けるところは床材だと。

最後にインテリアもイメージの基調となる「木」から選びたいと締めくくっています。

先日郡上八幡で木製品を売っているお土産屋さんに飾ってあった色紙に「木に触れ、木を知り、木を学び、木のぬくもりを感じる」とあったのを思い出します。

家を造りにおける「木」の大切さを改めて感じるコラムでした。

とある建材の問屋さんと会話してたのですが、
現在の日本の建築事情に大きな出来事があります。

最近の家には構造用合板と呼ばれるベニヤの仲間が
ふんだんに使われています。
屋根の下地やフロアの下地、耐震補強工事にも使われます。

その材料であるカラマツはほぼロシアからの輸入に
頼っているわけですが、ロシアがカラマツの原木の関税を
あげます。現在の6.5%が7月から13.5%UPの20%
になり、最終的には来年、なんと80%になります。

すると流通する値段は3~4倍程度になるとのことです。
作り方にもよりますが、これは30~40坪の総二階の住宅で
50万~100万くらいは変わっちゃうんじゃないでしょうか。

ただこれは原木で仕入れた場合の話で、ロシアで製品化
された構造用合板にはこの関税はかからないとのこと。
しかし、製品化されたものを輸入すれば高くつくので、
その問屋さんは代替品として、国産のヒノキや、スギの構造
用合板を使用することで様子をみるとおっしゃっていました。

それではほとんど外国に依存していたものを一気に
国内材でまかなおうとすると日本の林業にはどのような影響が
あるのでしょうか。はじめのうちは活発になるかもしれません。
でも、日本の森林もフィリピン同様枯渇するかもしれません。

今、地球規模で話題の環境問題はウソとホントが入り混じっていて、
個人的にまったく信用できませんが、山によく遊びにいく僕としては、
森林の枯渇はホントに困ります。野生動物も住処を追われるでしょう。

建築業界は森林と密接にかかわっています。
国産材だろうが外材だろうが、
もっと慎重に向き合わないといけないのかもしれません。

過去に減築についての話題がありましたが、
減築した場合の評価額について気になったので、
役所に勤める友人に尋ねてみました。

―以下引用文

(評価の仕方について)
市町村のやり方によります。それが建て替えとみなされると
あんまり変わらないと思う。税金の仕組みとしては
最初に評価した平米単価に面積を掛けて、
さらに物価と減価償却を掛けた額になるんだけど、
たぶんリフォームするくらいだから最低の2割くらいまで
減価してるんじゃない?
となるとリフォーム後は物も新しくなるわけで、面積が減っても
平米単価はそれなりにあって減価償却も最初からになるので。
ただ一部滅失しただけで他は既存のままとみてくれるのであれば
面積が減るので、古い家の計算式の面積が減るだけなので
税金も安くなります。

―引用終わり


んー減築っ考えただけでも大工事になりそうなのに、
古い家のままの評価額ってことにはなりそうにないですね。
壁も変われば、屋根も変わるわけだし。

普通の人は建てかえを選ぶことでしょう。
でも傷んだからといってすぐ建てかえるのではなく、
補修して補修して次の世代に継ないでいく事はとても
大事なことだと思います。そんな家づくりをしていきたいと思います。
今日和室の天井を大工さんに配達に行ったときの話です。

そこのお宅は近所の職人さんたちの仕事で建った家で、
大工さんだけでなく電気屋さんも近所の顔なじみの方
みたいでした。

これは昔ながらの家づくりの形で、もちろん今でも
大工さんを中心に息の合ったグループで家づくりを
されてる方は見えるのですが、最近の主流のスタイル
ではありません。

対して現在の主流である大量生産型の家づくりの
スタイルは大抵が、あまり知らないもの同士の業者が
入れ替わり立ち替わりして仕事をこなしていく感じです。

後者は現場をたくさん抱えていて、次から次へと仕事を
こなしていかなきゃいけないことが多く、時間勝負で仕事
は走りがちになってるような気がします。家自体も値段勝負
なので、家の売り文句も金額です。坪~万を前面に押し出
していますね。

前者はみんな和気藹々としていて、話が弾むと少々休憩が
長引くこともありますが、言いたい事も言い合いながら伸び
伸び仕事をされているように見えます。購入時の金額では
確かに前者のが安いかもしれません。
ですが、長い目で見たときどうでしょう。時間勝負、値段勝負
で作った家に対して職人さんたちは責任を持っているでしょうか。

前者が必ず正しいとは言えませんが
どちらのスタイルで建った家がいいのか?
みなさんはどう感じますか?

先日新聞に「和をつなぐ」という連載のエッセイというかコラムが載っているのを見つけました。

住み継ぐ家として自分の古い木造の家をほぼ復元という形で改修しながら思うことが書かれていました。

最近は、簡単、便利、早いが良いとされているけれども、昔は手間や時間費用がかかってしまうのは当たり前だったのにいつから変わってしまったのだろうか?と。

木を扱っている私たちももちろんそういう思いはあります。できれば古いものを大切に使い続けてもらえれば…。昔からの木造住宅というのはそれができる建物だと思います。

残念ながらこの記事の連載はこの時が最終回でした。もっと読みたかった!

やっと読み終えました。筆者は「家をつくる」ということは現代の家族が抱えている様々な不安や影を唯一目に見える形でできる作業だと言っています。

家族の幸福は家をたてることにあるのではなく、その際にどんな家庭を築くのか、家族というものをもう一度見つめなおすことが大切なのだそうです。

家にとって重要なものは家(家族)を作っていこうとする住み手の意志であり、それは新しい家での生活がスタートしてからも続いていて行かなければならない作業だとしめくくっています。

 難しいけれど興味深い内容でした。明るく開放的なリビングなど、どんなに見た目の素敵な家ができても家族がバラバラでは何の価値もないということです。これはもう家を建てる以前の問題ですかね?それとも家を建てるのを機に家族関係を修復できるのでしょうか…?

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